豚肉ならマルイチと言われる日を目指し一つひとつの仕事に粘り強く向き合う

長野広域販売部 販売一課

清水 和輝

経済学部経済学科卒 2012年入社

生鮮食品ならではの課題を乗り越えながら
仕入れ先や顧客との信頼関係を築いていく

商社やメーカーから肉や加工品を仕入れ、それを小売店や専門店に販売するのが私の仕事。精肉店の店頭に並んでいる商品であればなんでも取り扱いの対象となります。マルイチでは1人の社員が仕入れと販売の双方を担うケースが多く、私の場合も、国産豚の仕入れと、全国展開しているスーパーへの販売を担当しています。扱っているものが生鮮食品のため、事前の想定や計画通りにならずに難しさを感じるシーンは多々あります。畜産の場合は伝染病が発生したり産地が災害にあったりすることなどで相場が変動し、仕入れや販売の価格が左右されます。産地の状況や市場のトレンド、小売店がどんな商品を扱いたいと考えているかなど、こと細かに情報収集し、それをもとに需要と供給の動向を予測しながら仕入れや販売の量と価格を調整します。こうした日々の取り組みの結果、仕入れ先との信頼関係が築かれていると実感したり、納入した商品が消費者に支持されて安定した売上げを挙げているとお取引先から話があった時に、「この仕事をしていて良かった」とやりがいを感じます。

「期待に応えたい」という思いから
前例のない挑戦に取り組む

当社が顧客に期待されていると感じることの一つが「対応力」。例えば、近年、小売りの現場でも人手不足が進み、販売する肉をパック状(パック肉)に加工する人材の確保に苦戦するケースが増えています。そこでマルイチは関連会社との協働により、新鮮で見た目も美しいパック肉を製造して納入。お取引先から高い評価をいただいています。自分がリードした案件で印象に残っているのは、海外法人とライセンス契約を結んで商品を製造し、納入した事例。これはお取引先から、「ある海外ブランドの名を冠した加工品を国内で製造して扱いたいが、その商品をつくるために必要なライセンス契約を結べる業者が見つからない。マルイチで対応できないだろうか」と相談を受けたもの。当社でも前例のないことでしたが、期待に応えたいという思いで行動を起こしました。製造自体は当社の関連会社で行えるのですが、ブランドを管理する海外法人からライセンスを受けるまでが大変でした。商習慣や税金の取扱いなどいろいろなことが日本とは異なり、契約書はもちろん英語。先方が何度か来日して製造現場を視察しましたが、その際の立会いと製造・品質管理体制の説明も必要でした。品質管理部や法務部をはじめ社内外のさまざまな人の協力を得ながらなんとか契約を結び、顧客が希望されていたクリスマス前に商品を納入できた時は感無量。これまで経験したことのない試練を乗り越え、お取引先の期待に着実に応えることができた喜びと、達成感をかみしめました。

生産者との連携を強化し効率化も進め、
他社を圧倒する取扱量と価格を実現したい

国内人口減少や高齢化などを背景に、食品流通を取り巻く環境は刻々と変化しています。そうした背景の中でも当社が成長し続けるには、拠点となるエリアをさらに広げていくことが必要不可欠です。そのためには、取扱量を拡大することが前提条件となります。商社やメーカー、生産者など川上との連携を強化し、競合を圧倒する物量と価格を実現しなければなりません。例えば私が仕入れを担当する豚肉の場合、生産量の多い九州からお取引先の拠点がある関東までの流通をこれまで以上に効率化できれば、供給量が拡大し、その分価格を抑えられます。「マルイチならこれだけの量を販売してくれる」と信頼を獲得すれば、生産者とのつながりもさらに強化できるでしょう。当社の水産事業部はサンマなどの大衆魚において全国屈指の流通量を誇っています。畜産事業部でも「〇〇ならマルイチ」といわれる商材を増やしていきたいし、仕入れ担当としてはまず豚肉をそのレベルに押し上げたい。それが私のこれからの目標です。

ONE DAY

clock
07:30
出勤、冷蔵庫にて着荷した商品の確認
clock
10:00
伝票整理、サンプルの手配
clock
12:30
昼食
clock
13:30
商談に使用する資料の作成
clock
15:30
商談
clock
16:30
退勤

OFF TIME

野球好きで、会社の愛好会でプレーを楽しんでいます。ポジションは内野。休日は冬以外、一日中ボールを追ったりバットを振ったりしています。チームにはさまざまな部署から社員が参加していて、ここでの人脈が仕事に役立つことも。

MESSAGE

「日常の食を豊かにする」仕事に
やりがいを感じる方とともに働きたい

生産者と小売業の間をつなぐことで、多彩な食材を消費者に届けることが卸売業であるマルイチの使命。22歳の方の場合、これまでに2万4千回以上(365日×3回×22年)食事をしてきた計算になりますが、その2万4千回の中で食卓に並べられた食材の一つひとつが、生産者から卸売業、小売業を通って皆さんのもとに届けられたものなのです。これからの人生、マルイチで多くの人の食生活を豊かにする仕事をしてみませんか?「日常の食を豊かにする」ことにやりがいを感じる方と一緒に働けたらうれしいです。