マダラとカマンベールチーズのソテー
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- January
2021
新しい年になりました。本年もよろしくお願いします。
旬の食材を楽しめるというのは、本当に幸せなことだとしみじみと感じています。
今年初めての旬の魚はマダラです。マダラのおいしさは、シンプルな鍋で十二分に味わえるのですが、今回は洋風にオシャレにワインに合うような一品を考えてみました。
お節料理に飽きたころ、ぜひ作ってみてください。
お魚のうんちくやおいしい話で、お魚をもっと身近に!
マダラの価値を決めるオスの精巣「白子」の別名は次のうちどれでしょうか?
- ① タチ
② キクコ
③ クモワタ
マダラの切り身などが並ぶ(魚信MIDORI長野店)
タラは世界的に流通する白身魚で、日本だけでなく欧米でも人気の高い魚です。日本において漁獲される主なタラ類は、マダラ、スケトウダラ、コマイの3種類ですが、単に「タラ」というと「マダラ」を指します。マダラの旬は冬で、特に厳冬期に一段と美味しくなります。タラは漢字で書くと「鱈」となり、魚へんに「雪」と書きますが、初雪の頃に獲れ始めることが語源とされています。
タラは胃袋が大きく、雑食性で貪欲に何でも食べる大食漢で、ぽっこり膨らんだお腹が特徴。たくさん食べてお腹がいっぱいな様子を「たらふく(鱈腹)食べる」と言いますが、これが「鱈腹」の字を当てた由来とされています。
タラ本体よりも価値が高いのがオスの精巣「白子」です。地域によっては「タチ」、「キクコ(菊子)」、「クモワタ(雲腸)」とも呼ばれ、高級食材として出回ります。ということで、ととクイズは3つ全てが正解でした。
マダラはたんぱく質が豊富ながら脂肪分が非常に少ない高たんぱく低カロリーな白身魚ですので、ダイエット食材としておススメです。また、繊維たんぱくが大半を占めるためにほぐれやすく、加熱してもかたくならない消化、吸収の良い食材ですので、体調がすぐれない時の食事にも向いています。「寒くなるほど身が厚くなり、美味しくなります!」と「魚信MIDORI長野店」の朝場さん。ぜひたらふくお召し上がりください。