スズキのペペロンチーノ風ソテー

- 8
- August
2026
「贅沢な夏の白身魚」というイメージのあるスズキ。店頭で見かけたら、ぜひ一度は味わてほしい魚です。そのイメージにぴったりの満足感が得られるはず。さすが「スズキ」という気持ちになります。調理はシンプルなソテーですが、スズキの魅力が感じられます。
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夏の海辺で、釣り人をうならせる魚がいます――「スズキ」です。銀白色に輝くその姿は美しく、成魚ともなれば子どもの背丈ほどにまで成長します。沿岸部に暮らす人々にはなじみ深い魚ですが、その力強い引きから、釣り人たちの間では“海の王者”とも呼ばれる人気のターゲットです。ルアーに果敢にアタックし、水面で左右に激しく暴れる「エラ洗い」はスズキ釣りの醍醐味として知られ、多くの人を魅了しています。
スズキにはもう一つ、日本人に親しまれてきた理由があります。それは成長するにつれて名前が変わる「出世魚」であることです。地域によって呼び名は異なりますが、関東ではコッパ、セイゴ、フッコ、そしてスズキへと名前を変えて成長します。これが、出世や昇進を連想させることから縁起の良い魚とされ、祝い事の席にも使われてきました。
かつては高級魚として扱われていたスズキ。鮮度が落ちやすく、内陸部まで運ぶことが難しかった時代には、新鮮なスズキを味わえる地域が限られていたためです。しかし、冷蔵技術や輸送網の発達に加え、現在では養殖技術が向上したことで状況は大きく変わりました。特に瀬戸内海で養殖されているスズキはブランド化も進められ、今やスズキはスーパーや鮮魚店でも定番の魚として、売り場に馴染みつつあります。
淡泊で上品な白身のスズキ。白身魚で夏に旬を迎える魚は珍しく「夏の白身」とも称されます。その清らかな見た目と味わいは、暑い季節に涼を運ぶごちそうとして多くの人々に愛されてきました。釣り人を熱くさせ、祝いの席を彩り、食卓に季節の恵みを届けてきたスズキ。夏の海が育んだ豊かな魅力を、今回のととレシピではニンニクを利かせたソテーに仕上げています。「スズキのスズキのペペロンチーノ風ソテー」で、旬ならではのおいしさと夏の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。
