浜このみオリジナル 旬のととレシピ&ととレポ!

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マダコのタラコスパゲティー

マダコのタラコスパゲティー

  • 7
  • July
    2025

日本人はとてもタコが好きな国民で、消費量も世界でトップ。そんなタコを家族みんなで楽しめるレシピを提案したいと思います。高タンパクで低カロリー、疲労回復に効果があるとされるタウリンも豊富で、梅雨時の食欲がダウンしがちな今の時期にはぴったりの食材ですね。

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ととレポ!

本日7月1日は「半夏生(はんげしょう)」。季節の移り変わりを的確につかむために設けられた特別な暦日の一つで、古くから関西地方の農家では夏至から数えて11日目のこの日にタコを食べてきました。その理由は、稲がタコの足のように四方八方へと根を張り豊作を願ったからといわれており、日本人が神様に祈りを捧げながらタコを珍重し、大切に食べてきたことがうかがえます。
一方、欧米や中東地域では「ウロコやヒレがないものは食べてはいけない」という旧約聖書の教えにより、タコを「デビルフィッシュ(悪魔の魚)」と呼ぶなど昔から敬遠してきました。ところが最近、世界的な魚食ブームもあってか、特にヨーロッパでタコの引き合いが強くなり、日本でおなじみのモーリタニア産やモロッコ産のマダコが高値で取引されるようになりました。買い負けによる日本への輸入量減少が続いています。
そんな背景もあり、今の水産業界では国産のマダコやミズダコ、ヤナギダコの取り扱いが増えています。長野市近郊でも魚売り場の顔触れが変わり、岩手県産のマダコや北海道産のミズダコをよく見るようになりました。
マダコはボイルされているので、酢の物やマリネなどにそのまま使えます。加熱調理にも適しており、炒め物や煮物にしてもおいしいです。ミズダコは水分量が多く、モチモチした食感が特徴。タコ焼きなどの加熱調理には不向きなので、お刺身やカルパッチョでお召し上がりください。
マダコのうま味がふわりと広がる今回のととレシピは、レモンの酸味とシャキシャキのタマネギがポイント。コクがあるのにさっぱりと食べられます。火を使わずに仕上げられるのも、暑い夏にはうれしいですね。
お米の豊作を願いつつ、疲労回復に効果があるというタウリンたっぷりのタコを食べ、この夏を元気に乗り切りましょう。

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