浜このみオリジナル 旬のととレシピ&ととレポ!

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マイワシのエスニックライス

カレーの下味が決めて

マイワシのエスニックライス

  • 6
  • June
    2025

今の時期のマイワシを「入梅イワシ」と呼ぶそうで、旬を感じるすてきな呼び名と毎年感心しています。そんなマイワシですが、値段も安定して、栄養は抜群ですから、いろいろなジャンルの料理にして、たくさんいただきたいですね。今回はエスニック風にして、ワンプレート料理です。マイワシのみでお弁当のおかずにもいいですね。

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ととレポ!

梅雨の訪れとともに、マイワシの旬がやってきました。「入梅イワシ」とも呼ばれる6月のマイワシは、1年のうちで最も脂が乗り、ふっくらとしているのが特徴です。
千葉県の銚子漁港が有名な産地ですが、最近は地球温暖化の影響か、北海道や北陸地方でもイワシが水揚げされ、長野市内に流通するのは、石川県産や新潟県産が増えています。
水産業界で「イワシが豊漁の年はホタルイカが不漁になる」といわれるように、今年の春はホタルイカの漁獲量が少なく、イワシは昨年の1.5倍ほどでした。初夏となり例年並みの量に落ち着きましたが、石川県産のイワシには、流通・販売に関わる人々の震災復興への願いがそっと込められてもいるので、たくさん食べていただきたいです。
ショウガや大葉など薬味たっぷりのたたきや梅煮、天ぷらなど、イワシ料理はメニューが豊富。和風はもちろん、洋風、中華風、イタリアンなど世界の味を楽しめる食材です。
今月のととレシピは、ふんわりと海の香りのするマイワシのうま味にレモン、しょうゆ、カレー粉が絶妙に絡み合って驚くほどエスニック風味になり、まるでアジアを旅しているかのようです。トロリとした目玉焼きの黄身が全体をまろやかに包み、味わいに深みやコクをプラス。梅雨のジメジメ気分を吹き飛ばしてくれる元気な一皿です。
イワシは身が軟らかいため、包丁を使うより手でさばいた方が崩れにくく、骨もきれいに取り除くことができます。下処理をしてくれる小売店やスーパーも多いので、プロに頼むのも便利ですね。時間と気持ちに余裕があれば、自分でさばくのもお薦めです。手のひらに感じるイワシ丸々一匹の重さは、まさに命の重さ。「感謝して食べよう」という気持ちが、大人にも子どもにもきっと自然に湧き上がると思います。

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