お魚図鑑

みずだこ (ミズダコ)

その名の通り水分が多く、身が柔らかい「みずだこ」は、「マダコ」と並んで店頭でよく見かけます。
比較的傷みが早いので、漁獲地で酢漬けなどにさてれから市販されることもあります

皮膚がゆるく、腕の間のスカート状の膜も広い、世界最大のたこです。体の殆どが柔軟な筋肉であるため力が強く、絡まれたら人間はひとたまりもありません。

寒海性のタコで、主に日本の東北地方以北の海に広く分布し、北太平洋が主な生息場所です。カナダをはじめ、北アメリカ沿岸部にも生息しています。

11月から3月

・皮がむけ落ちておらず、身に弾力があり、押すと色が変わるもの
・１匹まるごと買うときは、足がきれいに丸まっているもの
・足だけを買う場合は、表面にぬめりがなく、弾力のあるもの

・生でも、焼いても、煮ても、歯ごたえ、食感、そしてうまみが命
・たこしゃぶ、刺身、ゆでてサラダなど、やわらかい食感を十分生かせる献立がおすすめ

・目の働きや肝機能を向上させるタウリンが非常に豊富、夏バテ防止効果も期待
・血行をよくし、肌や粘膜のトラブルを改善に導くとされるナイアシン、ビタミンＢ群、Ｅも豊富

ことわざ：梅雨時に雨が多い年は蛸、烏賊が少ない
たこもいかも真水をきらい、産卵期の雨は繁殖や成長の妨げになるのだとか。
梅雨期に雨が多い年は豊漁ともいわれ、漁業でも農業でも梅雨時には降ることを歓迎しますが、たこ、いかは例外のようです。