お魚図鑑

ブラックタイガー (うしえび)

  • [標準和名]

    うしえび
  • [地方名]

    くろえび 
  • [学名]

    Penaeus monodon
  • [英名]

    Black tiger prawn
  • エビ
  • クルマエビ
  • クルマエビ
  • サイズ体長30cm

・’80年代に、くるまえびではまかなえなくなった日本のえび消費を補うものとして台湾から輸入されるようになりました。
現在では東南アジア各国で養殖され、庶民の口に入りやすいえびとして定着しています。
・そのまま食卓にのせるには抵抗を感じる青黒い縞模様が、ゆでると真っ赤になり、印象が変わります。
・ほとんどが冷凍の状態で販売されます

外観

クルマエビ科でも最大の部類に入り、クルマエビに似ています。東南アジア産ものは全体に黒味が強く、バングラデシュ、インド、アフリカなどでは赤味が強いと言われています。

生態

西太平洋とインド洋の熱帯・亜熱帯域に広く分布し、浅い海の砂泥底、汽水域、さらには淡水域にも適応します。食性は雑食性で、藻類や貝類、多毛類などを食べます。

  • 主な産地インド、インドネシア、フィリピン、ベトナム

買う・食べる

鮮度・品質の見分け方

・冷凍されているものがほとんどなので、パッケージになっているものは賞味期限をご確認ください
・再冷凍すると味も食感も落ちるので、店頭で解凍が始まったものより、しっかり冷凍状態になっているものを求めるようにしましょう

味わい調理のポイント

・えび特有の甘みとぷりぷりした歯ごたえが特徴で、味そのものは淡泊なので、和洋中華、どんな調味料とも合わせられ、くるまえびと同じように調理できます。
・加熱すると殻部分がきれいに赤くなるので、天ぷらやフライの際は尻尾を落とさずに活用しましょう

栄養のポイント

・良質なタンパク質のかたまりで、脂肪分ほとんどなし
・かつては高コレステロールの食材の代表といわれていましたが、最新の研究成果で修正され、ヘルシー食材として改めて注目されるようになりました。
・瞳や肝機能に作用するタウリン、味覚に影響する亜鉛が豊富
・頭、殻も食べればカルシウム補強にGood!
・アレルギーのある人は注意を

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