浜このみオリジナル 旬のととレシピ&とと百科

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タイのボールフライ

タイのボールフライ

  • 4
  • April
    2021

4月は、祝い事、職場の異動、新入学等、人生の節目になることが多い時期です。そんなとき、重宝されるのがマダイです。おめでたいの代名詞。
今回はそんな特別な日でなくても、普段の食卓やお弁当の一品に、そして、タイってそういえばフライにしたことなかったよね?と思われた方、ぜひ作ってみてください。タイに限らず白身魚ならば何でもオッケーです。

タイのボールフライのレシピはこちら

お魚のうんちくやおいしい話で、お魚をもっと身近に!

とと百科ととクイズ

次のうち「タイ科」ではない魚はどれでしょうか

  •  ①キンメダイ(金目鯛)
     ②クロダイ(黒鯛)
     ③チダイ(血鯛)

マダイの切身や刺身が並ぶ(魚信MIDORI長野店)

雪解けの便りが聞こえ、柔らかな日差しが降り注ぎ、水温が上がるとともに、多くの魚が産卵の季節を迎えます。マダイもその1つで、桜の時季に産卵期を迎え、産卵に備えて栄養を蓄えているため旨みが凝縮されて美味しいだけでなく、見た目も美しい桜色になることから、この時季のマダイは「桜鯛(サクラダイ)」「花見鯛(ハナミダイ)」などと呼ばれて珍重されています。

マダイは姿形、色、味の三拍子が揃った魚の王様的存在です。華やかな赤色と「めでたい」の語呂合わせから、古来より縁起のよい魚として祝い事に欠かせない魚でした。そんなタイの人気にあやかろうと、「○○タイ」と名前が付けられた魚がたくさんいますが、実は正真正銘のタイ科のタイは国内13種しかいません。

「キンメダイ」はタイと名前が付いているものの、「キンメダイ科」の魚で、「マダイ」や「クロダイ」「チダイ」などの「タイ科」とは全く別種の魚です。ということで、ととクイズの正解は①でした。

タイはたんぱく質が多く脂肪分が少ない白身魚で、たんぱく質の構成物質であるアミノ酸のうち旨味の強いイノシン酸を豊富に含んでいます。イノシン酸は死後の分解速度が遅いため、長時間経過しても旨味成分が存分に残っています。これが「腐っても鯛」のゆえんと言われています。「ご入園・ご入学の季節を、桜色に色付いた旬のマダイでお祝いしてください!」と「魚信MIDORI長野店」の朝場さん。ぜひ春の訪れを味わって頂きタイです。

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