お魚をおいしく食べるコツ Konomi Hama's Fish recipes

File 044夏場の生鮮魚介の取扱方法

  • 夏場の生鮮魚介の取扱方法

    生鮮食品が傷みやすく、食中毒が発生しやすいのは梅雨どきだけではありません。8月以降も油断は禁物。
    特に魚介類は傷みが早く、食中毒の原因となったり、悪臭の元になったりしがちです。買い方、保存の方法、調理の方法にちょっと工夫を加えることで、無駄なく安全においしく味わうことができます。夏の生鮮魚介の取り扱いについて、ぜひ心がけたい“ひと手間”をご案内しましょう。

  • 買い物の最後に購入

    傷みが早く、温度管理が重要な魚介類は買い物の最後に購入するのがコツ。店で氷や保冷パックなどを分けてくれる場合は利用し、持ち帰り時間中の温度変化にも気をつけたいものです。保冷機能のあるエコバッグを持参して利用するのもおすすめです。

  • 鮮度の高いものを購入

    見切り品、処分品をお得に買いたいところですが、生鮮魚介類の場合は鮮度を重視したいもの。その日のうちにすぐ調理して食べるなら、見切り品もおすすめですが、そうでない場合には、できるだけ鮮度の高いものを選んで買いましょう。
    切り身でパックに入っているものより丸のもの、または目の前でさばいてもらったもののほうが新鮮です。

  • 保冷バッグを上手に活用

    お店から自宅までの移動時間に食材が傷むことも考えられます。
    保冷機能のあるエコバッグを用意しておけば、魚介類も安心して買うことができますね。車での移動なら、車内にクーラーバッグや発泡スチロールの箱を用意しておいて、買ったものを入れるといいでしょう。
    ただし、エコバッグも箱類も汚れたままにしておいては意味がありません。いつも清潔に保つことが大事です。

  • 冷蔵庫はほどよい収納量に

    家庭では冷蔵庫内を清潔に管理していますか。
    庫内が汚れていたり、庫内が食品でぎゅうぎゅう詰め状態になっていると、冷房・冷凍効率が下がります。庫内を清潔に、また冷気が回るように、ほどよい収納量に保ち、食材を毎日チェックして、計画的に食べ切るようにしたいものです。

  • 調理済み食品と食材は分けて保管

    保管温度が変化するのを避けるとともに、生の魚介類と調理済み食品が接触しないようにするために、冷蔵庫内の仕分け管理をしっかりと。
    魚介類の置き場、肉類の置き場、野菜の置き場など、決めた場所におさまるようにしましょう。
    保存容器を上手に使い分けるのも、衛生管理上とても有効です。

  • まな板・包丁は切るたび洗う

    まな板の雑菌は、放っておくと無限大に増え続けていきます。ひとつの食材を切ったら、すぐ洗い、清潔なふきんで水気を拭き取ってから次の食材を切る習慣をつけましょう。包丁も、もちろん清潔に。刃だけでなく、持ち手やつなぎ目もチェック。
    また、使用後はきれいに洗浄し、次に使うまで十分乾かしておくようにしましょう。洗った仕上げに熱湯をかけるのも手軽な消毒ですね。また、湿気はカビや雑菌の繁殖をうながすので、保管場所にも配慮したいものです。

  • ばんそうこうは要注意

    調理の前後には手指をよく洗い、清潔に保ちましょう。
    傷を手当するばんそうこうも雑菌が増えやすいもののひとつ。食材に直に触れる指などをケガしている場合は、水洗いに耐える指サックや薄手のゴム手袋を使用するようにしましょう。傷の悪化や化膿を防ぐうえでも有効です。

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