◆鯛もヒラメも食うた者が知る
鯛でもヒラメでも、その味をわかるのは、実際に食べたことがある者だけ。
「百聞は一見にしかず」に通ずることわざです。人の話をいくら聞いても、書かれたものをいくら読んでも、実際の経験にはかなわないといった意味。
鯛もヒラメも高級魚。昔は、食べたことがあるというだけで、ずいぶん人に自慢ができたのでしょう。「あんなうめえもんは食ったことがねぇ」…長屋の熊さんが自慢する落語落語のワンシーンが目に浮かんできそうです。それにしても「うまい」「おいしい」という言葉だけでは説得力に乏しいというもの。どううまいのかを伝えるには、実際に経験しないと…というわけですね。 |
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◆ヒョウタンでナマズをおさえる
とらえどころがない、要領を得ないことのたとえ。
丸いヒョウタンでぬるぬるしたナマズをおさえようにも、滑ってしまってうまくいかないことを表しています。なるほど、言い得て妙のことわざですが、ヒョウタンもナマズも現代人の生活とはちょっとかけ離れた存在なので、想像するのがむずかしそうです。
同じ意味合いで、「ジュンサイでウナギをつなぐ」ということわざもあります。両方ぬるぬるしているので、とらえどころがないというわけです。こちらの方が見慣れた素材ですが、どうやってつなぐのかを想像するのは、やはりむずかしそうですね。 |
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