
というのは、昔からよく知られた話。新潟、秋田など、古くから「美人の産地」といわれ続けてきた地域が海とは無関係でないのも、興味深い話です。漁村のおかみさんたちが、日焼けした顔からは想像もできないような白い肌を持っていたり、魚屋を生家とする娘さんの肌はきれいなどと、まことしやかに語られる“伝説”は、実はあながち作り話ではなく、日常的な食生活の結果なのかもしれません。
なぜなら、昔から大衆魚として日本人の食卓によく上ってきた背青魚は、美肌づくりに欠かせないといわれるビタミンD、Eを豊富に含んでいるからです。漁村でも魚屋さんでも、自宅の食卓には、おそらく鯛やヒラメなどの高級魚より、大衆魚が上る日が多かったはずです。推測の域を出ないとはいえ、背青魚と美人の関係、なるほどと、感じさせますね。
 |
|
 |

背青魚は栄養学的には非常に優秀ですが、傷みやすく、生臭みが強いのが玉にきず。そのため、身体にいいことはわかっていても、食べられないという人が少なくないのは、残念なことです。
改善策としては、新鮮なものを新鮮なうちに調理するのが一番ですが、台所での一工夫で、背青魚の生臭みはさらに軽減します。さっそく試してみませんか。
| ● |
隠し味に酢を使う |
| |
サンマやイワシの梅干煮は、梅干しに含まれる酸味(クエン酸)が、サンマやイワシの生臭みを消して風味を添えるのに有効な調理法です。梅干しの変わりに、隠し味に酢を使うのも有効です。仕上がったときに酢の味が強いと本来のおいしさを楽しめないので、酸味が感じられない程度に酢の量を調整するのがポイントです。 |
| ● |
香味野菜と一緒に煮る |
| |
しょうが、ねぎ、山椒の味など、生臭みを消す効果のある香味野菜と一緒に煮ると効果的。野菜も合わせて盛りつければ、おいしくいただけます。 |
| ● |
お茶で洗う |
| |
煎じて冷ましておいたお茶で、二枚や三枚におろした背青魚を洗ってから調理します。茶の殺菌、消臭効果が、素材の生臭みを減らしてくれます。日本茶でも中国茶でもOKです。 |
| ● |
手につく臭いは塩や牛乳で |
| |
背青魚を調理する際、手に生臭みがうつるのを防ぐには、調理の前に手に塩をまぶしておくのが効果的。手が生臭くなってしまったときは、冷ましたお茶や牛乳で洗うと効果的です。 |
|
|