
年配の方の中には、刺身のつまを「毒消し」と考えている人も多いようですが、それもあながち間違ったことではありません。もちろん刺身に毒があるわけではありませんが、生魚を食べた後の口の中をすっきりとさせ、生ものを食するリスクを軽減する上で、つまが大きな役割を果たすのです。
つまとして使われるのは、代表格の大根のほか、大葉(青ジソ)、セリ科の植物ハマボウフウ、海藻類、食用菊などです。
| 大根 |
大根に含まれるジアスターゼという酵素は、消化吸収を助け、胃をスッキリさせる働きがあります。 |
| 大葉 |
大葉には抗酸化作用や解毒作用があり、漢方では「解魚蟹毒」の生薬として知られています。漢方では、風邪を予防する働きも知られています。 |
| ハマボウフウ |
ハマボウフウは「浜防風」という字があてられるように、風邪を予防するといわれる植物。大葉と似た働き持つ成分を含んでいます。 |
| 海草類 |
海草類はビタミンやミネラルが豊富で、胃腸の調子を整えるのにも効果があるといわれます。 |
| 食用菊 |
食用菊は見た目がきれいなだけでなく、血圧を下げ、気持ちをリラックスさせる効果があるといわれます。 |
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いいことがいっぱいの刺身のつま。ぜひ残さずに食べるようにしたいものです。
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「薬」と「味」を組み合わせた「薬味」は、まさにその字の通り薬効と風味をプラスする添え物のこと。そのほとんどが、漢方の世界で「生薬」として使われている植物で、先人の知恵には敬服するばかりです。
刺身に必ず添えられるわさびやシソをはじめ、調理法や素材に合わせて上手に使い分けたいものですね。
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わさび→刺身など |
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抗菌作用にすぐれ、生魚の生臭みを消す働きもあります。胃腸を爽快にし、食欲増進にも役立つといわれます。使うたびにすり下ろすのがおすすめ。 |
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シソ→刺身、カルパッチョ、煮魚、焼魚など |
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抗酸化作用に優れ、風味のよさ、彩りのよさでもピカイチの薬味です。赤ジソは花穂の部分を刺身に、また青ジソはきざんで添えたり、まぶしたり、飾り付けたりして使います。 |
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土しょうが→刺身、煮魚など |
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すがすがしい香味を持ち、魚の生臭みを消します。血液の循環をよくし、身体を温めるはたらきもあり、風邪の予防などにも使われる野菜です。すり下ろして、きざんで、スライスして、料理の形態に合わせていろいろおためしください。 |
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ニンニク→たたき、煮魚、焼魚など |
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独特の香味に好き嫌いはありますが、身体をあたため、疲労回復によいとされる野菜です。すり下ろしても、スライスにしても使えます。脂との相性がよいので、炒めものにも重宝します。生食は胃腸への刺激が強いので、胃腸が弱い人が注意が必要です。 |
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唐辛子→煮魚、焼魚、カルパッチョなど |
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製品化された粉状の唐辛子、タカノツメ、「コショウ」と呼ばれる青唐辛子など、調理や素材に応じて選んで使い分けましょう。身体をあたため、胃腸を活性化させて消化吸収を促進し、食欲を増進させるはたらきもあります。刺激が強いので、食べ過ぎには注意しましょう。 |
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