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●ポピュラーな冬のごちそう

とてもポピュラーな定番洋食ですが、その深い味わいは「ごちそう」の風格。ソース次第でさまざまなおいしさを楽しめるのも魅力です。
新鮮なカキを選び、うま味を逃がさないようにしっかりした衣で包むのが、おいしくつくる秘訣です。

●今月の素材・カキの話

◇欧米人も日本人も大好きな貝、カキ。食材として愛されてきた歴史は長く、一説によると、古代ギリシャ時代から養殖が行われていたのだとか。

◇日本では全土の沿岸に生息し、養殖の漁場も各地に広がっています。特に広島、三陸、北海道が漁場として有名です。普段、私たちが口にしているのはほとんどが真ガキです。

◇日本では一般的に11〜3月が旬とされ、欧米などでは月のアルファベット表記で「Rのつかない月(5〜8月)はカキを食べない」と言われています。この季節のカキを食べると食中毒のおそれがあるという戒めであり、産卵期に入ってうま味が減る時期とも重なります。なお岩ガキはこれにあたらず、夏場においしく食べられます。

◇ミネラル、ビタミンが非常に豊富で、牛乳に匹敵する栄養バランスのよさから、「海のミルク」とも呼ばれています。中でも肝臓の機能を助けるグリコーゲン、ビタミンB類が豊富なので、お酒の機会が多い時期や疲れがたまりがちな時期には、積極的に食卓にのせたい食材です。

◇店頭で「生食用」「加熱調理用」とあるのは、鮮度の違いではありません。「生食用」は食品衛生法で「(1)微生物に関する成分規格、(2)採取する海域や加工処理の衛生条件などに関する加工基準、(3)保存温度などの保存基準」が定められています。
これらの基準に適合したものだけが「生食用」とすることができます。それ以外は「加熱調理用」になります。




   
生ガキ(加熱用) 300g程度(1パック)
小麦粉 1/2カップ程度
パン粉 1カップ程度
1個
揚げ油  適量
レモン 1個
塩水(カキ洗い用) 適宜
タルタルソース  
 ・卵 1個
 ・タマネギ 1/2個
 ・乾燥パセリ(またはみじん切りパセリ) 少々
 ・マヨネーズ 大さじ4
 ・塩・こしょう 少々



(1) タルタルソース用に卵1つをかためにゆで、冷ましてみじん切りにしておきます。
(2) タマネギはできるだけ細かくみじん切りにしておきます。
(3) カキはザルに入れ、塩少々を入れた水の中で振り洗いします。水から上げ、ペーパータオルに包むようにして、やさしく水気を切っておきます。
(4) (1)(2)とマヨネーズを合わせます。塩・こしょうで好みの味にととのえます。タマネギの水気が気になる場合は、ペーパータオルかふきんに包んでしぼってから使うといいでしょう。
(5) カキに小麦粉をまぶします。バットにあけた小麦粉の中でカキを軽く転がし、まんべんなくつけます。
(6) 卵を溶いて、残った小麦粉を一緒にしてかき混ぜ、(5)をつけ、パン粉をまぶして衣を仕上げます。
(7) 180℃に熱した揚げ油に入れ、衣の色がきつね色になるまで揚げます。
(8) 油を切って皿に盛りつけ、クシ切りにしたレモンを添えます。パセリを加えて混ぜたタルタルソースを添えてできあがり。



カキをしそ巻きやミツバ巻にしてから衣をつけると、また違った風味を楽しめますよ。タルタルソースのほかに、ソース、しょうゆなどでもおいしくいただけます。

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