●あまり火を使わず簡単に、でもスタミナ満点
初秋とはいえ、まだまだ暑い日が続く9月。この季節に遅い夏バテに苦しむ人は少なくありませんね。疲れているときは料理も面倒。そんな時は簡単にできて、栄養満点、見た目も元気なこの一品はいかがでしょうか?
●今月の素材・イカの話
◇世界に500種類以上が生息するといわれ、世界各国で食材として愛されているイカ。大別すると、硬く幅広い甲を持つ「コウイカ目」と、胴体が筒型で身体が柔らかい「ツツイカ目」に分けられます。日本近海にも100種類ほどが住むといわれ、コウイカ目では主にモンゴウイカ、ツツイカ目では主にスルメイカ、アカイカ、ケンサキイカなどが市場に出回ります。
◇コウイカの仲間もツツイカの仲間も、刺身によし、焼いてよし、煮てよしと、料理のバラエティが豊富で、さばくのも調理するのも簡単。ワタまで簡単に食べられて捨てるところが少ないため、食卓に載せやすい素材です。切り身や調理済みで販売されているものが多いのですが、新鮮なものを見かけたら、ぜひ1ハイ丸ごと買って、調理してみましょう。鮮度のいいイカの自家製刺身やイカ納豆のおいしさは、市販の調理済み品とは比べものになりません。
◇身体全体が良質なタンパク質で、脂質をほどんど含まないため、ヘルシーな食材として人気です。また沈静作用や抗酸化に力を発揮。糖質、脂質の代謝を高め、神経系や循環器系の活動を円滑にするタウリン、ナイアシン、亜鉛を豊富に含むため、アンチエイジングや代謝向上を意識した献立におすすめ。ただし通風を招くプリン体も多いので、通風の用心が必要な人は避けた方がいいでしょう。
◇新鮮なイカを選ぶポイントは、表皮が濃い褐色で、白い部分が透明感を持っているものです。時間が経つと白い部分が白濁した感じになり、表皮の色も薄くなってきます。新鮮なものほど皮をむきやすいのも特徴です。出来合いの生ものを買う際は、身に透明感のあるものを選びましょう。
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